2023年度

INTERVIEW.

合格の要因は 諦めない気持ちと周到な事前準備

保育科第三部

田中 花梨 さん

兵庫県立加古川南高校出身

大阪市職員採用試験(保育士)合格

教員 2023 保育科第三部 田中花梨

Q1.

公立園(幼児保育職)を目指すきっかけを教えてください。

当時、通っていた保育園の先生がとても大好きで、先生に憧れたことがきっかけとなり、保育者を目指すようになりました。また、母が保育士をしていたため、身近にあった職種というのも大きかったです。
公立の保育士の存在は、入学時のオリエンテーションで、公務員講座があることや、就職先のひとつであることを知りました。チャレンジしてみようという思いから、1年生の前期から公務員の名前が付く講義を全て履修し、公務員の仕事内容や制度の良さに魅了され、本格的に目指し始めました。

Q2.

採用試験に向け、どのような準備をしてきたのでしょうか?

1年生の後期から教職センターの公務員講座を受講し始めました。筆記試験の内容や、場面指導(その場面に応じた保育者の対応方法)を学びました。試験直前は、19時頃まで教職センターで勉強することもありました。
また、人前に出るのが苦手な性格だったため、学内外のボランティア活動でピアノを演奏する機会がある時には、先生に声をかけてもらい、人前に立つことに慣れる練習を積極的に行っていました。授業でも、絵本の読み聞かせや手遊び、ピアノなど、自ら手を揚げ、皆の前に出て何かをするということを心がけていました。
他にも、学内で開催される公務員の合格者体験談会や公立採用試験対策説明会などは全て参加し、やれることは全てやろうという気持ちで取り組んでいました。

Q3.

勉強を継続できた秘訣はありますか?

「絶対に合格したい」という強い気持ちです。この思いが、勉強を継続させる力になりました。
また、同じように公務員を目指している友人の存在も大きかったです。日々、励まし合いながら一緒に勉強に取り組んでいたので、一人でやると続かなかったことが、周りに同じような目標を持っている人がいることで、頑張れたように思います。

Q4.

合格できた一番の要因について教えてください。

諦めない気持ちと事前準備だと感じています。
将来の自分を想像しながら、それに向けて絶対に諦めたくないという気持ちが強く、また、事前準備においても、やれることは全てやろうという気持ちで、取り組んできました。
これだけやってきたという自信にも繋がり、その結果、合格に繋がったように思います。

Q5.

採用試験の準備において、支えになったのはどんなこと、どんな人だったのでしょうか?

前述でも述べたように、やはり友人の支えは、とても心強かったです。
また、学科の先生や公務員対策の先生には、試験前日まで勉強やピアノを指導していただきました。公立の保育士が身の丈に合わないのではないかと不安に思うときもあり、色々と話を聞いてもらい、背中を押してもらったりと、親身になってサポートをしていただきました。
さらに、母にも、不安や悩みを相談し、心のサポートをしてもらっていました。

Q6.

将来はどんな保育者になりたいですか?

子どもたちは、一人ひとり、性格も個性も違うので、その子の良いところや、特徴を見つけて、延ばしてあげられる保育者になりたいです。
一社会人としては、いつも前向きにポジティブに物事に取り組み、何事にも努力し続ける人でありたいです。

Q7.

それでは最後に公立園の保育士を目指す後輩の皆さんにメッセージをお願いします!

本気で公務員を目指すのなら、色んなことに挑戦してみることが大切だと思います。
早め早めの行動を心掛け、試験に向けて自分の長所を磨き、誰にも負けないという強みを持ってほしいです。
そうすれば、きっと、自分自身を見てくれて、ここで働いてほしいと思ってくれる自治体は見つかるはずです。